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盲ろう者に声をかけたり、
はなしかけたりするときには…

肩や腕を軽く触れるようにたたいて、合図をします
盲ろう者があなたに気がついてくれたら。。。
次に、あなたの名前をつたえましょう。
伝え方はどんな方法でもOKです。 (手の平にかな文字を書いて伝える(手書き文字)、指文字で伝える、など)
盲ろう者はあなたからの話しかけに反応しましたか?反応がないようなら、もう一度伝えてみてください。根気強く、ゆっくり、丁寧が原則です!
 

伝え方…触手話  手書き文字  指点字  音声  ~気をつけましょう~

触手話

!注意! 盲ろう者のあごや胸に手話で触れると、見えない盲ろう者にとっては「いきなり触れられる」とびっくりします。 (「悪い例」を参考にしてください)
 
(悪い例)
(良い例)
「待ってください」

「待つ」という手話を盲ろう者のあごに当てて表す
「わかりました」

「わかりました」という手話を盲ろう者の胸をなでおろして表す


盲ろう者はいきなり触れられるとびっくりします。気をつけましょう。

盲ろう者に手話で話しかけようとする時、盲ろう者のあごや胸などに直接あなたの手が触れると、 飛び上るほどびっくりする場合があります。

手をとって手話をするより、簡単で「速い」なんて思わないで、「手」から「手」に手話を表すようにしましょう。

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手書き文字

手書き文字には主に2つのパターンがあります。

①盲ろう者の手の平にあなたの人差し指で文字を書きます。

(写真)

盲ろう者の手の平にあなたの人差し指で文字を書きます。

 

②盲ろう者の手の平に、もう片方の盲ろう者の指で文字を書きます。

(写真)

盲ろう者の手の平に、もう片方の盲ろう者の指で文字を書きます。

*注意*

盲ろう者の手の平に爪を立てないように気をつけましょう。

使う文字は人によってまちまちです。ひらがなが読みやすい人、かたかなだけの人、漢字交じりでも読める人。手の平には文字を大きくはっきりと、書き順もできるだけ正確に書くように心がけましょう。盲ろう者に確認しながら、手の平に文字を書いて下さい。

また、読み取るスピードも十人十色。盲ろう者に合わせて下さいね。

手書き文字を使用してる様子

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指点字「対面」

盲ろう者と向かい合って(対面)します。盲ろう者の右手の人差し指・中指・薬指の上に、あたなの左手の人差し指・中指・薬指を重ねます。同様に、盲ろう者の左手の人差し指・中指・薬指の上に、あなたの右手の人差し指・中指・薬指を重ねます。
  点字タイプライターを打つ要領で、盲ろう者の指の上に、あなたの指で点字を打ちます。

(写真)

対面


指点字「横並び」

盲ろう者の横に並びます(横並び)。盲ろう者の左右の手の人差し指・中指・薬指の上に、あたなの左右の人差し指・中指・薬指を同じ位置で重ねます。

点字タイプライターを打つ要領で、盲ろう者の指の上に、あなたに指で点字を打ちます。

(写真)

横並び

※注意※

盲ろう者一人一人、指点字を読み取るスピードはまちまちです。盲ろう者が落ち着いて読めるスピードに合わせましょう。

また、指点字を打つ位置も、それぞれ読みやすい位置がありますので、よく確認しましょう。

 

*参考*
点字一覧表
http://contest.thinkquest.jp/tqj2001/40580/list.html
指点字一覧表
http://www.benricho.org/yubitenji/

 

指点字をしている様子

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音声

盲ろう者の中には残存聴力を用いて、コミュニケーションを図ったり、通訳を受けたりする人もいます。

一言で音声と言っても、一般の人が通常話している話し方では聞き取れない、聞き取りにくい人がほとんどです。また、その場の状況や盲ろう者のその時の体調などによっても、聞こえに影響が出ます。

その都度、盲ろう者に確認しながら、コミュニケーションを進めましょう。

1 盲ろう者の肩や手に軽くふれて、自分の名前を伝えます。

2 盲ろう者の左右どちらが聞きやすいのか、確認します。声の大きさ、話すスピード、声の高低など、盲ろう者が一番ストレスなく聞き取れる環境を考えましょう。

*話者が男女どちらかによっても聞き取りやすさが違う人もいます。

3 直接話者の声を聞くのか、補聴器を使うのか、マイクのついている補聴器を使うのか、マイクは盲ろう者が持つのか、話者が持つのか、その他に道具を使うのかなどを確認しましょう。

(写真)

音声の様子

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~気をつけましょう~

盲ろう者のコミュニケーション方法は千差万別。盲ろう者の数だけコミュニケー ションがあるとも言えるほどです。一人一人の見え方や聞こえ方、手話や点字の経験などによって、ここでご紹介した他にもさまざまなコミュニケーション方法があります。

例えば、音声だけでも十分会話ができる人、補聴装置を使う人、ノートテイクでコミュニケーションをとる人、パソコンを介して通訳を受ける人、その場にあわせて複数のコミュニケーションを使い分ける人、などなど。

今あなたの目の前にいる、その盲ろう者が落ち着いてコミュニケーションがとれる方法を、一人一人に合わせて選んで下さい。

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