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体を支える骨のお話:骨粗しょう症





骨粗しょう症とは骨の病気です。骨の密度が低くなり、骨が弱くなり、ちょっとしたことで骨にひびが入ったり、骨折したりします。くしゃみで骨折することもあります。

年を取ると(特に50代以降)、骨粗しょう症のリスクは高くなります。どうしてでしょうか?それには、こんな体の仕組みがあるのです。

まず、骨を作っているのは何でしょう?そう、カルシウムです。カルシウムは小腸から体内に吸収され、骨を作ります。骨を作るだけではなく、筋肉を縮めたりゆるめたり、神経伝達、心臓の働きにも必要です。体の働きに大事なカルシムは小腸から吸収されます。年を取ると、小腸から吸収されるカルシウムの量が減り、肝臓から体の外に出ていきます。体の中ではカルシウム不足が起こります。そうなると、手足がしびれたり、心臓の働きが悪くなったり、呼吸が難しくなったり、発作が起きたりします。すると、体はカルシム不足を補うために、骨に蓄えられているカルシウムを使うようになり、骨がもろくなるのです。

骨を丈夫に保つには、お酒の飲み過ぎ、たばこや無理なダイエットはやめましょう。骨は力がかかるとさらに強くなるので、運動不足に注意しましょう。バランスの取れた食事やサプリメントも大切です。カルシウムは乳製品や大豆食品、小魚や海藻などに特に豊富に含まれています。


References
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Karch, M. A. & Tucker, R. (2019). 2020 Lippincott pocket drug guide for nurses. Wolters Kluwer.
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